『オーストラリアでの薬について』
薬は各製薬会社によってその商品名や錠剤の形や色が違ったりしますが、薬の成分そのものは 世界共通ですので日本で処方されている大抵の薬は、オーストラリアでも処方してもらうことができます。
ただし、いくつかの薬ではオーストラリアにはない、あるいは認可されていないというものがあります。また錠剤などの容量が違うこともあります。特に精神科系の薬はオーストラリアでは規制が厳しく、日本で処方されてもこちらでは処方できないものが多くあります。
オーストラリアに長期滞在で来られる際、もし服用中の薬がある場合は、必ず渡航前にこちらでも処方が可能な薬かどうか確認しておきましょう。
そこで「オーストラリアの薬は強いのでは?」という質問をよく受けますが、答えは「NO」です。こちらの薬だから強いとかいうことはまったくありません。オーストラリアの薬は日本の薬と比べると比較的錠剤が大きめになっています。錠剤が大きいから強いのでは、と心配される必要はありません。ドクターは、基本的に年齢や体重を目安に薬の量の調整をします。
ただ人によっては、薬に対してアレルギー反応や副作用が出たりすることがあるので、薬を飲んで異常がみられた場合は、服用を中止して診察を受けましょう。そして、その薬の名前をメモに控え、 以後受診する際には忘れずに申告するようにしましょう。
今回は『オーストラリアでの薬』についてご案内しましたが、病気やその他の医療に関して何か困ったことがございましたら、お気軽に日本語医療センターまでお問い合わせください。