『新生児の出生時にRSウイルス予防接種』
オーストラリアにおいてRSウイルス予防接種が、新生児の出生時に接種されるようになりました。
また現在(2024年7月11日現在)、出生を遡って2023年10月1日から2024年9月30日までに生まれた子ども、あるいは2022年10月1日から2023年9月30日に生まれ何らかの健康上の問題がある子どもへの予防接種は無料で受けれます(注:ただしGPでは診察代が発生します)。
RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。症状としては、発熱、鼻汁などの軽い風邪のような症状から重い肺炎まで様々です。RSウイルスにはほとんどの子どもが1~2歳までには感染し、その後も何度も感染をするのですが、初回感染時はより重症化しやすいといわれています。特に生後6ヶ月以内にRSウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。
<参照>
Respiratory syncytial virus (RSV)/Commonwealth of Australia | Department of Health and Aged Care
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