『クラミジア感染症』
クラミジアとは性行為を通して感染する病気で、性活動の盛んな若い10~20代に多くみられます。その約半数以上が無症状のため、感染していることに気づかず、コンドームを使わない性行為をし、感染が広がっています。
症状は排尿時の違和感や痛み、下腹部痛、ペニス先端からの分泌物、おりものや不正出血などがあります。 一度感染すると内服での治療をしない限り、自然に治癒することはありません。また一度感染して治療しても、また何度でも感染します。
治療せずに放置すると女性では炎症が骨盤内へ広がり、骨盤内炎症性疾患や不妊の原因となることがあります。男性でも炎症が睾丸へ及び、不妊の原因となりえます。
検査は尿検査あるいはおりもの採取の検査で数日で結果が出ます。治療は抗生物質の内服のみで、服用終了から4〜6週間後に再検査をし、治療できているかどうかを確認します。
またクラミジアと診断されたら、過去と現在のパートナーも感染している可能性が高いため、検査・治療を受けてもらわないといけません。複数と性交渉を持っている場合、誰から誰に移ったということを調べることはできませんが、大切なのは感染の拡大を防ぐために、数カ月以内に性交渉を持った相手には全員に連絡をとる必要があります。
妊娠しないようにピルを服用している女性が増えていますが、ピルを飲んでいるからコンドームはいらないと安易な考えで性交渉をもち、様々な性感染症にかかっているひとが多くみられます。性行為感染症にはクラミジア以外に淋病、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローム(性器イボ)、腟トリコモナス、B型肝炎、C型肝炎、HIV(エイズ)などがあります。どの性行為感染症にしてもコンドームの着用で、たいていは予防できることを認識して、後悔しないようにしましょう。
少しでも気になることがあれば受診して検査をしましょう。また、当地オーストラリアで医療について困ったことやわからないことがあれば日本語医療センターまでお問い合わせください。
